やまのてのブログ

酒を飲んだら飲まれちゃうからなんとか飲まずに過ごしたい。

ストレスを酒で紛らわすと逆に辛い

4月に職場異動がありました。
結果、仕事量が2倍くらいに増えました。


前の部署は少し余裕があったので、その反動が大きいというのもあるのでしょう。
しかし、どうしたって個人の抱えられる仕事の総量には「限度」というものがあります。
まして異動して早々に何でもかんでもスムーズに処理できるわけもなく、そんな状況で次々に業務が上積みされていけば心身ともに参ってしまいます。


業務が多いということは、それだけ懸案事項を抱えることが多くなります。
そうなると、書類はおいて帰っても、仕事は頭の中に残っていることが増える。
でも家に帰ってからじゃ何も進められない。
そんなことはわかっているのに考えるのを止めることができないからついアルコールに頼りたくなる。


で、この前頼りました。
そしたら、大変でした。
まず眠くならない。
なんとか夜も更けた頃に寝ても、悪夢を見る。
悪夢で目を覚ますと、また眠れない。
結局4時間くらいしか寝れず、しかも翌日は一日中頭痛がするという始末。
精神的につらい時こそ、酒はやめた方がいいことを痛感しました。


ということで、ここんところはかなり飲酒量・頻度ともに減っています。
(今日は飲みそう、でも飲んだら今後酒に逃げ続けてしまいそう、と思う日はレグデクトを飲んでます)


心を病みそうなので、いろいろと調べてみましたが、なかなか忙しいからって会社は守ってくれないようです。
ということで、頭痛があるときはちょいちょい休んだほうが良さそう。
そうやってバランスを取らないと、早晩つぶれてしまいます。
今のところ、残業もそれほど長くはないのでもう少しはやれそうですが、次第に頭痛などが激しくなるようなら心療内科受診→休職もありでしょう。
自分のことは、どうにか自分で守らなくてはなりませんからね。


節酒失敗につきレグテクト再開

言わんこっちゃないとはまさにこのこと。
先日大いなる方向転換を経て向きたるは「節酒」。
「リセット」という考え方をやめようかなと思います - やまのてのブログ
リセットいと憎きによりてはいっそ数うることやめてしまえとは乱暴なり。
ふた開けてみると途端に酒飲むこと毎夜毎夜となりければ、改めて断酒に方向転換余儀なくなりて、再度レグテクトに頼りけり。
己の不甲斐なさ如何ほどか現し難くはあれど致し方なし。


レグテクト多いに余りたるにしばらくは頼れる故、先一週間ほどは服薬しつつ断酒を図るべし。
まずは断酒のリズムを築くこと肝要なれば服薬も便宜とぞ思う。
今後はまたリセットをカウントしつつ無酒の日々を重ねたし。


飲まねば日々の長き事特筆に値すべし。
読書、家事、その他もろもろもの些事大事を処理出来ることうれしき。
飲む日、飲まぬ日よりもいかほど吾を忙しくせんや。
それを知る己にも関わらず飲んでしまうこといと恐し。
吾、酒を恐れるべし。
正しく恐れ、正しく離れるべし。
それを知れども、酒知らぬ間に近寄ることを、重ね重ね恐れるべし。
誠、恐れすぎることなしとぞ思う。


※ちなみに、先日の方向転換から、再度の方向転換(本日)までの期間は23日。
 その間飲んだのは12日。
 あほですね。


【お酒をやめた人】中江兆民

中江兆民という人物をご存知でしょうか。
名前だけは聞いたことあるけど?という人が多いのではないかと思います。
明治時代にルソーの「社会契約論」等を訳した、東洋のルソーと呼ばれる土佐出身の学者です。
兆民先生は、学者、仏語の先生として生きつつ、国会議員となって、更には実業家となって、と様々な挑戦を行った方ですが、最後には喉頭がんでなくなります。
『世界十五大哲学』(PHP新書)では、唯一日本の哲学者として紹介をされている人物です。


ところで、この兆民先生は、大変な酒飲みだったそうで、留学で行ったフランスでもよく酒場(それも労働者たちが集まるような安酒を出す酒場)に行っていたとか。

そして、そこで「自由を求め、自分達で勝ち取ることの大切さを声に出して発信できる民衆が存在する社会」を見ました。
当時の明治は、全然そんな社会ではなく、これから国会を立ち上げて人民の意見を政治に反映させようという時代でしたから、兆民先生も帰国後色々と活動します。
で、いざ国会が開かれる際には、いろいろな人に持ち上げられて当選。国会議員になりました(実はこの辺も実行派の哲学者のストーリーに満ち満ちているのですがそれは別のお話)。
しかし、同郷の土佐派の方々の裏切りなど、いろいろあって、国会議員をやめてしまいます。
その際に「アルコール中毒のため、ちゃんと判断ができず、賛否の票数に入れられるべきではないから辞任する」的なことを言ってやめていきました。
これが、日本のおいて「アルコール中毒」という言葉が公に出てきた初めてのときだったと考えられているようです。


その後、兆民先生は立ち上げた事業がうまく行かず、どんどん貧乏になります。
そんなわけで、酒も飲まない。
しかし、飲まなくなった理由は貧乏それだけではなく、事業を立ち上げた兆民先生は、事業とはできるだけ長く持続させることが社会のためにも肝心だ、という思いにいたり、酒をやめたのだとか。

上の本では、「それ以来、一滴も飲まなかった」とまで書かれています(本当かどうかはわかりませんし、病気のせいということもあるかもしれません)。
なるほど、意志の強い方です。


兆民先生のように、前向きな理由で酒を断てるというのは理想的だと思います。
私の場合は、今のところ、「金」と「カロリー」を根拠に酒を控えようと頑張っていますが、兆民先生と比べると、己の小ささが悲しくなります。
時々兆民先生の本を取り出して、断酒の助けにしたいものです。


兆民先生の著書の代表作としては、以下のような物があります。


個人的に、おすすめは三酔人経綸問答。
そして、それを読んだあとには、ぜひ弟子の幸徳秋水の本も読んでみてください。
いい師弟関係です。


コロナで世の中は騒然としていますが、桜は相変わらず咲くのがマイペースな感じでいとをかし。

お酒と糖質制限

以前、居酒屋は割と栄養バランスを調整しやすいという記事を書きました。
飲み会は意外と栄養バランスを調整しやすい - やまのてのブログ
このことは、私の経験だけでなく、あるお医者さんも糖質制限ダイエットを進める本で紹介しています。

主食をやめると健康になる ー 糖質制限食で体質が変わる!
主食をやめると健康になる ー 糖質制限食で体質が変わる!
ダイヤモンド社

糖質制限食に興味がある方は、一読をお勧めします。


しかし、個人的にはにわかに信じがたい部分があります。
というのは、糖質制限をすることで「筋肉の減少」が起きないか心配だからです。
筋肉貯金が重要と叫ばれる昨今、いかにして筋量を維持するかが重要と考えると、血糖値を下げたままでいることは決して筋量維持にいいことではないと思います。
というのも、糖新生が起こるからです。
著者は『糖質を制限しても、血糖値は「糖新生」によって保たれる』といいますが、糖新生とは、タンパク質や脂質から糖分を作る体の仕組みです。
つまり、糖質が足りないと、からだはまず筋肉を壊して糖を作っていくのです。
脂質も使うようですが、比率としては、タンパク質から等を作る方が優位になります。
したがって、糖新生が起きるということは、筋肉を削っていくことになります。
それを止めるためには、どうするか、しっかりタンパク質を取らなければならないということになります。
これはお金もかかります。
また、本とかどうかわかりませんが、高たんぱく食は腎臓に負担をかけるとも聞きます。


ということで、何が本当なのかはわかりませんが、行き過ぎはだめよってことですね。
(飲みすぎは言わずもがなですね)


スポーツ栄養学の本でのおすすめはこちら。

ジムに通う人の栄養学 (ブルーバックス)
ジムに通う人の栄養学 (ブルーバックス)
講談社

アルコールはエンプティカロリーだから太らない?そんなことありません。

アルコール自体にカロリーがあるから気を付けよう、という記事を書きました。
飲み会は意外と栄養バランスを調整しやすい - やまのてのブログ
「でも酒のカロリーはエンプティーカロリーで、太らないなんて聞くけど?」と思う方もいるでしょう。
私もそんな風に考えている時期がありました。
でも、本当にそうなのでしょうか。
ということで、エンプティーカロリーをWikipediaで調べてみると…

どうもエンプティカロリーとは、「優先的に消費されるカロリー」のことだそうで、結局総量をみればカロリーと同じことのようです。


結論:酒飲んでいつも通り食べれば太る。


酒をやめて、食事と運動を増やし、健康になろう!