やまのてのブログ

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一つの例としての心療内科

五診 - やまのてのブログ
のスピンオフですが、実はこの日、病院の中では結構大声で医師の対応に苦情を述べる患者さんがおりました。
こう書くと、「なんだかやっぱり心療内科って怖いな、怪しいな」と思われるかもしれませんが、実は、心療内科でもそうした人はかなり珍しいのではないかな?というのが、通院している私の感想です。
正直、心療内科の印象としては、病院かどうかもピンとこないという印象が強いのです。
白衣の人はいないし、消毒液の匂いもなく、みんなどこか痛そうなわけでもない。


私の先入観では、心療内科というと「どよーん」とした空気が流れていると思っていたのですが、全くそんなことはありません。
見た目には、そこに座って診察を待っている方たちに、一体どんな不調があるのか、傍目にはわからないくらい普通の方ばかりです。
先生とのやり取りは、ドアを通じてなんとなく聞こえてくるのですが(内容は聞き取れません)、決して深刻な感じではなく、時折笑い声も聞こえてくるような和やかな雰囲気があります。
「うつは心の風邪」などと言う表現が正しいのかどうかわかりませんが、心療内科という病院・クリニックは決して排他的な空間でも、閉鎖的な空間でもありません。
私のように「ひょっとして、私依存症かも?」と思う方は、ぜひとも軽い気持ちで話だけしに行ってもらえるといいのかなぁと思います。
少なくとも、行ったからどうだ、ということを考える必要は微塵も無いことがわかると思います。


ちなみに、冒頭の患者さんに対して、先生はかなり真摯に対応をしていました。
「あなたに不快な気持ちを持たせてしまったことは申し訳ないが、私はそんなつもりはまったくない」という発言をブレずに数回行い、「病院だからとにかく穏やかにしてほしい、他の患者さんのことも考えてほしい」とお願いをします。
そして「あなただけに時間をかけるわけにはいかない。あなただけが辛いのではなく、ここにいるみなさんが同じように辛いので」とまで言い切ります。
素晴らしい対応だと思いました。


この医師の発言には一つの真理があります。
「辛さは外からはわからない」ということです。
だから、自分で声を上げるなど、行動を起こさなくてはなりません。
そして、こと依存については、ひとまず心療内科で間違いありません。
最近はネットでも予約が取れるところが多いため、気軽に予約を取ってみるといいと思います。


GRDⅣにて。
夜の川崎駅周辺。休みの日なので、ビルが暗いのが変な感じ。
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