やまのてのブログ

酒を飲んだら飲まれちゃうからなんとか飲まずに過ごしたい。

『だらしない夫じゃなくて依存症でした』を読みました

三森みささん著の『だらしない夫じゃなくて依存症でした』を読みました。

依存症かも?と感じている人や、家族や知人に依存症かもと思う人がいる人にはぜひともおすすめしたい作品です。


技術的なことや、制度的なことを紹介されていることはもちろんですが、私の一番いいなと思った点は「感情に訴えてくる」ことです。


例えば、私がこれまで一番断酒に成功するように働いてくれた本は、下のような本です。

マンガで分かる心療内科 依存症編(酒・タバコ・薬物)(1) (ヤングキングコミックス)


マンガで分かる心療内科 依存症編(酒・タバコ・薬物)(1) (ヤングキングコミックス)


少年画報社
2016-07-11
Kindle本
マンガで分かる心療内科 依存症編(ネット・スマホ・ゲーム・ギャンブル・ポルノ) (ヤングキングコミックス)
マンガで分かる心療内科 依存症編(ネット・スマホ・ゲーム・ギャンブル・ポルノ) (ヤングキングコミックス)
少年画報社
2016-11-28
Kindle本
アルコール問答 (岩波新書)
アルコール問答 (岩波新書)
岩波書店

これらの本は、非常に読みやすく、「そっか、そういうもんなのかぁ」というのがすんなり体に入ってくる気がして、かなり断酒の助けになっている気がします。


ところが、『だらしない夫じゃなくて依存症でした』は、依存症の妻の視点をベースに、周りのサポートがあって、そこから2人の関係の回復までが描かれている。
私は職場で一人残業に飽き飽きしたタイミングで読んでおりましたが、途中何度も泣きそうになりながら読み切りました。
そして、こうならないようにやめてよかった、これからも頑張ろうと思ったのでした。


本作に出てくる頼れる先輩は、過去にギャンブル依存症になった経験を持っています。
そして彼は「今はやめている」ということをしきりに強調します。
大切なのは、やめ続けるということなのです。
何処かで「それが無いのが普通」ということになるかもしれませんが、それまでは「やめる」を続けなくては回復できない。
となると、動機の維持が重要ということになります。
スタンダードに行けば、動機の維持を断酒会やAAがサポートするのでしょうけれど、今のところ私はそれらの組織にお世話になっていません。
だから、こうした「感情に訴えてくる作品」を通じて、動機の弦調をしてあげないと行けないわけです。
そうした観点から、本作は、名作だと思います。
ぜひ断酒を頑張る皆さんにも知ってほしいと思い共有しました。
そして、できれば広く周知され、「飲まない自由」が広まっていくことを願うばかりです。


GRDⅣにて。
夜の繁華街入り口。
本当はこういうとこにも行くべきでは無いのでしょうけれど…
付き合いも大事です。(飲まないけど)

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