やまのてのブログ

酒を飲んだら飲まれちゃうからなんとか飲まずに過ごしたい。

酒はなんの役に立つのか

飲まなくなって3週間が経過しました。
あっという間ですね。


ここらで、酒がなんの役に立ったかを振り返りたいと思いますが、はて、思い出せません。
色んな人に可愛がってもらうのには確かに役に立った気がします。
でも、それって自分を殺してるわけですよね。
私に至っては、アルコール依存症予備軍にまでなってしまって、どちらかと言えば害が大きかったと結論をせずにはいられない気がします。
(飲まずに可愛がってもらえればよかったのかな?それも違う気がする)


あとは、機会として色んな人と話す機会には遭遇できた気がします。
でも、そこに酒は必要だったのかと言われれば微妙です。
飲まなくなって3週間過ごしてみると、別になくてもよかったのかな?とも思います。
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少なくとも何か飲み物があればよかったように感じます。


振り返ってみて、一番役に立ったのは、「暇つぶし」、これが一番ではないでしょうか。
退屈な夜、疲れた帰りの新幹線、何もする気のしない昼下がり、好きでもないやつとの会食…こんな時間を苦痛なく過ごすには、酒は大変すぐれた薬です。
もちろん、飲んだあとや、二日酔いに目をつぶればですが。
こういった酒の気だるさを和らげる感覚は、村上春樹さんの作品(特に鼠三部作『風の歌を聴け (講談社文庫)』『1973年のピンボール (講談社文庫)』『羊をめぐる冒険』)がうまく表現してくれていると思います。

(村上春樹作品を読むとサンドイッチとビールが欲しくなりますね)


中島らもさんも著書『今夜、すベてのバーで (講談社文庫)』で「退屈」とアルコールの関係に言及しています。

退屈がないところにアルコールがはいり込むすき間はない。アルコールは空白の時間を嗅ぎ当てると迷わずそこにすべり込んでくる。

酒は、みんなの暇つぶしアイテムなのでしょう。
そして、苦痛を和らげる薬なのだというのが、私の印象です。
だから、そんなに使わなくて済むなら、使わない方がいい。
この辺のことは、『酒乱になる人、ならない人 (新潮新書)』でも書かれていたように思います。

この本は優しい口調で、かつ理詰めで来るから、結構刺さります。
この本を読んでなければ、心療内科には行っていなかったかもしれません。
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というわけで、暇になったら、酒を飲めばいい。
酒じゃなくてもいいけど、酒は楽です。
でも、今は飲んでる場合じゃない。


GRDⅣにて。
結構な描写力だと思います。
画素数は1000万そこそこですが、モニターで見るなら画素数ってあんまり関係ないようです。
他の作例はやまのて写真館でご覧いただけます。


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