やまのてのブログ

酒を飲んだら飲まれちゃうからなんとか飲まずに過ごしたい。

仕事を頑張ることの危険性

あんまりお酒とは関係ありませんが、仕事って怖いな、と思うことが最近多々あります。
特に段々と仕事の権限が増えてくると、「どうしてもこれをこうしなくてはならない」ということが増えてきて、「それをこう」するために、結構無茶を人にお願いしたりしてしまう。
そういうことって、仕事でなければできません。
仕事でなければ、人にそこまで迷惑をかけることもないでしょうし、何よりそんなに「こうしなくてはならない」ということがまずないでしょう。
だから、仕事というのは自分をある意味自分ではなくすように縛るものなのだと感じます。
仕事が怖いと思うのは、おそらくこの最果てにアイヒマンがいるのを感じるからです。


ある意味、仕事というものにはマインド・コントロールをかける構造的なものがあるように思います。
岡田尊司さんの書いた『マインド・コントロール』(文春新書)では、「トンネル」という言葉が紹介されていますが、まさにそれそのものだと感じます。
「トンネル」とは、そこを抜ける過程で人をガラッと変えてしまうという減少を比喩的に表現したもので、例えば学校や職場など小さな集団の中において、外界から遮断され、独自のルールのもとで生活させて人を変えるのに有効だとされている。
マインド・コントロールを行うポイントとして、外界の情報が入らなくし、ある目的に向かって進むしかない状況を作ることが大事とされる。
つまりこれがトンネルということです。


こう考えると、あらゆる集団にはトンネルの要素があるような気がします。
もちろん、仕事にもあるといえるでしょう。
このことから言えるのは、一つの仕事に限定することは、たしかに企業戦士を作るには役立つが、果たして社会にとってそれがいいかというとわかりません。
それは仕事に依存した人間を作ることに役立つということにしかならないのではないかと思えます。
だから、本当は、副業などをして、幾つかの集団に属していることが大事なように思えてきます。


というわけで、週2日の仕事を2つ掛け持って、週休3日くらいで生きていけないものかなぁ。


GRDⅣにて。
朝日のろうそく。
その他のGRDⅣの作例はこちら→やまのて写真館

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