やまのてのブログ

酒を飲んだら飲まれちゃうからなんとか飲まずに過ごしたい。

父にご報告

実家のWi-Fiがつかなくなったのは、もう半年近く前からだと思います。
完全に使えないわけではなく、かなり微弱な電波で、かつ切れたり繋がったりが繰り返されるストレスフルなWi-Fiとなっていたのに気づいたのがおよそ半年前。
祖母が亡くなった時の帰省で、かつ断酒を始めたすぐのことでした。


そしてそのWi-Fiが完全に沈黙したと、先週母と会った際に聞き、母から(おそらく原因であろう)Wi-Fiルーターを送ってほしいとの依頼を受けた。
その日の夜、アマゾンから実家あてに商品を送った。
そして今日、父がルーターを交換し、お礼の電話をよこしたのでした。
昼寝をしながら出た電話で、一通りお礼と「いいえ」のやり取りをした後、父から肝臓の検診の話を聞かれました。
「飲みすぎたのか?」
「飲むのをやめてる。そのために飲んでる薬のせいだろう」
「あぁ、薬は結構肝臓に負担かけるからな」
以上、終わり。


という感じで、断酒半年段階、まだ母以外の家族に断酒のことを伝えていなかった私ですが、今日やっと父に伝えることができました。
少し肩の荷が降りたような安堵感と、こんな感じで報告住んじゃうんだなという拍子抜け感が予定のない今日このごろの気分にやたらマッチしております。


肝臓の検診については、健康診断で要精密検査という結果が出たので、病院に再検査に行ったのでした。
結果はいずれの数値も異常なし。
念のためCTを進められたけど、酒もやめて、数値も戻ってて、かつ造影剤を使うが抵抗あったので丁重にお断りしました。
来年度の健康診断でも数値が悪ければそのときにはCTを含めて対応を検討したいと思います。


何にせよ、ワンステップ。


断酒半年!

おかげさまで断酒開始から半年が経ちました。
ここまで長かった…という印象はまったくなく、気づいたら半年なのね、という感じです。
夏休みも終わりましたし、秋の人事異動はないみたいなので多分職場の飲み会もしばらくありません。
ということで、おそらく年内はもう暮れまで飲む機会自体が殆ど無いように思われます。
(あっても飲まずに過ごしますが…)


半年たってみてると、流石に「なぜ飲まないの?」と聞かれることが増えてきました。
いや、これまでもあったのですが、かつては「ちょっと失敗しちゃって」と言えば済んでいたのが、ここのところもっと突っ込んで聞かれることがちらほらあります。
本当の理由は「飲みすぎて子供を叩いてしまったこと」なのですが、流石にそれではドン引き・場の空気が凍りつくことが予想されるため、ちょっとぼかします。
なんパターンか試してみましたが、一番効果があるのが、「毎晩近所のコンビニを4往復くらいしてしまった挙句に潰れる」という説明でした。
大体この説明をすると「それはやめたほうがいいね…」と納得してくれます。
ポイントは、「いっぱい飲むと止まらない」という点を強調することです。
ここを強調しないと「ちょっとくらいいいじゃん」と、こうきます。
そこで負けては行けません。
「飲み会で少しでも飲むとね、帰りにビール買って帰っちゃうんだよ。2本。そうするとね、やっぱり飲み終わるとまた行っちゃうんだよね。それがね、結局潰れるまでつづくわけよ」
みたいに言えば、それ以上追求してくることはありません。
事実ですし、それ以上追求してくるようであれば、アルコールハラスメントですから、毅然と対応するのが良いでしょう。
また、そういう深入りしてくる方とは2度と飲む必要もないでしょう。


ただ、不思議なもんで、未だに家族(母以外)にはやめていることを言えてないんですよね。
先日の父の還暦祝いで飲まなかったので、もしかしたらみんな察しているのかもしれません(あるいは母が伝えているのかもしれません)が、何も聞いてこないし、勧めても来なので、回答しようがないのです。
自分から言うのもなんだかなぁという感じで、なんやかんや半年が経ってしまった。
特に親父に伝えるのが結構しんどい。
多分寂しいと思うのです。
息子と飲む機会がなくなってしまったということが。
だからあえて聞かないんじゃないかなぁと、勝手にそんなことを思っています。
私は私で一生飲まないつもりではありません。
(ホントは一生飲まないのがいいのでしょうけれど、あまり力むとこけそうで…)
というわけで、聞かれるまでは答えないようにする方針で行きたいと思います。
いつ頃カミングアウトになるか、楽しみにして置こうと思います。


木の断面。増殖しそうな気配。

断酒に必要なこと

もうじき断酒を初めて半年となるので、このへんで断酒のコツみたいなものを整理してもいいかもしれないと思いました。
ということで、やばいなと思っている人は、以下のことを試してみてください。


1.まずは依存症関係の本を読みましょう。
 何冊か読めば、やばいレベルとそこにたどり着くためのプロセスが見えてきます。
 あとは、ちゃんと病院に行こうかなと思えます。


2.心配なら一度病院に行きましょう。


3.飲まないキャラの浸透を図りましょう。
 酒をやめようと思った「強烈なエピソード(嘘でもOK)」を用意しておくこと。
 飲まされないか心配な飲み会なら、その飲み会は断る。
 どうしても飲まされそうになったときのためにICレコーダーをポケットに忍ばせる。


4.家族や友人に断酒の旨を報告しましょう。


5.自分が酒とどう向き合っているかを時々書き出してみましょう。
 ブログだとコメントが来たりして継続しやすいと思います。


6.上記のことを徐々に忘れていきましょう。
 そういえばもう○ヶ月も飲んでないんだなぁ…と思えるのが一番です。


他にも色々ありますが、一つおすすめできないけど大変効果的な断酒達成方法があります。
それは…「とことん飲んで大失敗する」ことです。
「あ、俺は飲んじゃいけない人間なんだ」と自分で理解することが一番の薬になると思います。
(これを「底つき」というそうです)
でも、いくら飲めば底につくかは誰にもわかりません。
それは試みるにはいささかリスキーですから、やっぱりやばいなと思ったら、まずは本を読むなり、お医者さんに相談するなり、知識を得るところから始めるといいのではないかと思います。
(月並過ぎですね)


おすすめの本としては、以下の2点をあげます。

マンガで分かる心療内科 依存症編(酒・タバコ・薬物) (ヤングキングコミックス)
マンガで分かる心療内科 依存症編(酒・タバコ・薬物) (ヤングキングコミックス)
少年画報社
2016-07-11

これを読むだけでも「やめようかな」と思えます。


酒乱になる人、ならない人 (新潮新書)
酒乱になる人、ならない人 (新潮新書)
新潮社

本書を読むと、依存とは、色々すっ飛ばして快楽を得る手段ということがわかります。
なんだか、酔っ払うのがもったいない気持ちになります。


上記2冊のほか、過去の記事にもアルコール関係の本を紹介しておりますので、ご参考になれば幸いです。
あなたの断酒もうまくいくといいですね。


水族館でのイルカショー。
イルカの躍動感に感動しました。
素晴らしいショーでした。

夏休みが終わる

夏休みが終わります。
今年は帰省もせず、旅行もせず、家族一同ずーっと家で過ごしました。
毎朝6:00に起きてホットケーキを作り、午前中は公園とスーパーに行って、午後はマックでシェイク飲んでニトリでブラブラして、夕飯、シャワー、アイス、寝て、起きたらホットケーキ作って…みたいな日々を淡々と。
字面を追うとあんまり面白そうではないですが、こんなに充実したと感じる夏休みはこれまでありませんでした。
何をするのも自分と家族のペースで進められる。
どこに行こうと、何をしようと、その日その場で決められるし動ける。
こんなに気楽なことってないですね。
そろそろ働きたいなぁと思えてるところも大変ちょうどいい。


しかも今年は酒がないから、一日がスッキリ終わるし、朝も爽やかに動き始めることができました。
毎朝ラジオ体操に出かけていた小学校の時代を思い出します。
考えてみれば飲まない夏休みなんて10年以上もありません。
来年はどうなっているかわかりませんが、こんなに快適なら継続したいものです。
そして、できることなら来年の夏も帰省・旅行せずに、のんびり家で過ごしたいなぁ…。
(欲を言えば、冬休みも…)


旅行はしませんでしたが、水族館には出かけました。
イルカショーを待ちながらの一枚。
水族館は、すごい人混みでした。
意外と帰省も旅行もしないという人は多いのかもしれませんね。

杞憂

断酒から半年、1つ変わったことがありました。
それは、中学の時の友達と今夏は飲まなかったことです。
これまで長期の休みのときには必ずと行っていいほど飲んでいたのですが、今回はそんな話にすらなりませんでした。


断酒が原因というのは、まだ断定しきれませんが、ちょっとそんな気もします。
もしかしたら、山登りの約束で代わりになってしまっているか・・・。
あるいは私がLINEをやらなくなったのが原因かもしれませんが・・・。
というか、過去にも飲まないときがあったような気もしますが・・・。


どうせ来春には結婚式を挙げるやつがいるので、半年以内には飲むことになるのでしょうけど(いや、秋に山に行く約束をしてました)少し気を使わせているのだとしたら申し訳ないなぁと、そんな気持ちになります。


こういう気持ちになることも、たまにはいいことなのかもしれません。
私の変化は、これまでの関係を減らす作用があるという可能性を持っていたことを再認識できました。
その上で変わらず付き合ってくれる友人がいることをありがたく思えてきます。
多分、件の友人たちもそこまで深く考えているわけではないと思いますので、彼らを含めて、関係を保ってくれている方々に感謝をしたほうが良さそうですね。


ひもの屋にて。うまそう。でも結構いい値段するんですよ…。