「労働のしんどさ」についてのメモ|『きみのお金は誰のため』(田内学)を読んで
おはようございます。やまのてです。
昨日から『きみのお金は誰のため』という本を読んでいます。

- きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」【読者が選ぶビジネス書グランプリ2024 総合グランプリ「第1位」受賞作】
- 東洋経済新報社
- Digital Ebook Purchas
この本は、元ゴールドマンサックスのトレーダーである田内学さんが書いた本で、個人が見ているお金への視点と、社会的な視点から見るお金の違いについて説明をされている本です。
ミクロとマクロの違いが大きく、でも個人がお金を使うとはミクロのことで、そのミクロの考え方がマクロに大きな影響を及ぼすから、マクロの視点を持ってミクロのことを考えて行動し、社会をよいものにしていこう、というのが本書の狙いだと私は受け止めています。(まだ途中ですが)
当初は正直に言って「投資で稼いできてお金に困らない人が、何を言おうとしているんだろう?」と謎のけんか腰で読み始めましたが、読んでいればなるほどと思う点は多いし、お金は「あくまでもツール」という社会的な視点からのお金の意義みたいなものもわかってきます。
が、それでもやっぱりお金は強いというのが私の現時点での感想でした。
それはなぜか、つまり、労働がしんどいからです。
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この「労働がしんどい」っていうのが、人々がお金に権力を持たせてしまう大きな理由の一つになってるんじゃないかなと思いました。
「労働がしんどいから、極力少ない労働で生活をしたい」
そういう欲求があるから、お金を楽して得られることを求める方向に社会が向かっている気がする。
楽して生活ができる椅子取りゲームみたいな感じ。
でもこれから少子化で、サービスを提供できる人が減ってくるということは、どうにか必要な労働をしてくれる人を増やさなくちゃいけないわけで、そのためにも「労働がしんどい」をどうにかする必要があるわけですね。
うん、確かに働き方改革が必要そうです。
でもさ、正直に言うと、長時間労働だからしんどい、休みが少ないからしんどい、ってのももちろんあるとは思うんだけど、それだけじゃないじゃん。
人的な摩擦とか、労働者への要求度合いの高まりとか、そういうので現代は疲弊し始めているんじゃないかなと思うのです。
だから、せめて国や自治体には無駄な仕事を減らすようにお願いしたい。
例えば年末調整をもう少しわかりやすくするとか、社会保険料の手続きを簡略にするとか、そういう形で国全体の資源の最適化に動き出してもらう必要があるのではないかと思います。
そして、そのためにはやっぱり今のところ投票というのが私たちの持っている力の一つではあるんだろうなぁと思います。
労働党みたいな党が出来て、週4日勤務、フリーランスの税制優遇、副業のしやすさ、共働き世帯・片親世帯への支援などの強化・推進、などを盛り込んで打って出たら、結構いい線行くんじゃないかな?
ほかにも団結して大きな組織を作っていくってのもやっぱり重要なんでしょうね。
人の数=票の数なので、大きくなればなるだけ社会への影響力は馬鹿にできなくなる気がします。
もちろん賃金労働だけではなくて、社会で生活をしているだけでお金を回す存在ではあるわけだから、お金を稼いでいない人も仕事以外で社会にサービスを提供してもらえるようにしていけばいいし、空いている時間だけ働けるようになるってのもいいかもしれません。
日本にたくさんいるニートや引きこもりの人たちのなかにだって、きっと労働のしんどさがなければ働きたいって人は多いはずだし、主婦だって空いた時間に1~2時間だけ働きたいって人はいるでしょう。
そういう人に社会参加してもらえる方法を考えていくのも、きっと重要な仕事ですよね。
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というわけで、この本を読んでいて思ったのは、「もっとお金を使って楽しよう」ということでした。
でも正直、貯金がないとやっぱり不安だし、できれば不労所得で生きていきたいっていう気持ちはぬぐい切れません。
それはまぁそれとして、とりあえず「お金の選ぶことのできる力」を発揮させながら社会参加していくってのを、意識しながら生活すれば、少しは虚無感から逃れられるかな?というのを期待して、生活を営んでみたいと思いました。
結構面白かったので、読み終わったら田内さんの『お金の不安という幻想』も読んでみたいと思いました。
