外国の方とうまくやる道を探した方がよさそう|『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー2』(ブレイディみかこ)を読んで

やまのて

こんにちは、やまのてです。


ブレイディみかこさんの『僕はイエローでホワイトでちょっとブルー2』を読みました。

この話はイギリスで暮らすブレイディみかこさんがお子さんの周りに起きるさまざまな事象を社会情勢などと絡めて紹介するエッセイ…という紹介は少しあってない気もしますが、近年話題のポリティカルコレクトネスとか、ノンバイナリーとか、そういうテーマを絡めているエッセイ集です。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)
新潮社
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結構いろんなトピックスが詰め込まれていて、しかもそれが実生活に絡まって紹介されているので「はー、いま社会はそんなことになってんのかー」と驚くことが多かったです。

貧困の問題とか、移民の問題、それを地域社会がどう感じて、どういう現象につながっていくのかということが、中学2年生の生活にどのように影響するのかという具体的な媒介を得ることで克明にイメージしやすくなっている印象を受けました。

「そうか、貧困の人を助けると、こういうことになることがあるのか」とか、「緊縮財政で支援を少なくするってのはこういうことなのか」とか。


本書の中では日本の温泉街で働く外国人労働者の姿が描かれており、実務をこなすのは彼ら・彼女らであり、それを踏まえて街を見渡せば、コンビニでも多くの外国人が働いており、建築現場でも多くの外国人が働いており、親の働く介護施設にも多くの外国人が働いていることに意識が向きます。

多分彼らがいなければ、温泉は立ち行かず、コンビニは経営ができず、建物は作られず、介護は受けられないのだな、ということが突然立ち上がってくきます。


そういうのを感じると、なんとなくイギリスが進んでいる道は、これから日本が進もうとしている道に近いんじゃないかと思えてきました。

今後日本は間違いなく移民を受け入れざるを得ない国になってくるでしょうから、ちゃんと来てもらえるように、そしていい国だと思って社会の一員になってもらえるような仕組みを作る必要があり、イギリスではこんなことになってるよ!というこの本は、とても参考になるように思いました。

(問題は、そのうえで自分が何をするか、ということでしょうけど、それは保留で…)

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