やまのてのブログ

酒を飲んだら飲まれちゃうからなんとか飲まずに過ごしたい。

オヤジたちの話

少し前になるのですが、父親が(私から見て)親戚のおじさんと話しているときに、酒の話が出てきました。
親戚の集まりをシラフで乗り切る - やまのてのブログ(この時です)
二人が盛り上がっていたのは、だいたい下のような話。


・最近は飲まないやつが増えた
・飲まないやつは心を開かない→けしからん
・俺達の大学時代は飲まされるのが普通だった
・イッキ飲みで潰れるのは真面目バカで、飲んだふりして口からこぼすもんだ
・宴会の翌日はぶっ倒れているやつばっかりだった
・頭がんがんしながら先輩に挨拶した
・最近のやつは何考えてんだかわからん→けしからん


…などなど。
おいおい勘弁してくれよ、職場でそんなノリで部下と接してんじゃないだろうなぁ?と心配になります。
親父たちの世代はこのご時世にこんな話で盛り上がるのかよ…と驚きを禁じえません。
あまりにもステレオタイプ。
ひょっとしたら「俺がされたこと」は「下のやつにもやっていい」し「下のやつも同じように甘んじるべきだ」というロジックなのでしょうか。
(どんなロジックだよ)
もしそうだとしたら、「最近飲まないやつが増えた」ということは、この忌まわしい連鎖を断ち切る良い傾向だと思われます。


そして、父親たちが卒業したのはおよそ30〜40年前だとすると、今はほんとにいい時代になりました。
前回の記事で「酒を飲まないのは少数派で残念だ」みたいなことを書きましたが、私なんかはまだまだ恵まれた時代に生まれたようです。
酒の普遍性 - やまのてのブログ


こういう私の父親世代の下の世代(バブル時代の大学生)で、いよいよ酒の製造量も増え、市場に出回る酒がピークに向かうあたりから、社会では大学生のイッキ飲みに関心が集まっていきました。
そして、その世代バブル期の学生の悲劇の上に、今私たちが享受している「アルコールハラスメントの概念のある社会」が存在していると思えば、二度とそうした悲劇が起きないように何か行動する必要があるように思えてきます。


あるいは女性の社会進出により、これまで普通と思われていた飲酒文化にメスが入ったのかもしれません。
女性は声を上げるときに、仲間を作るのが非常にすばらしいと思います。
一人ではなかなか物事を変えることはできませんから、今後何か大きなことをしでかすのは、案外女性かもしれないとさえ思えてきます。
というか、考えてみれば、男性優位な社会の中で、さまざまな権利を獲得してきたのが女性なのですから、それは歴史の必然とも言えるのかもしれませんね。


女性には「あんたたちバッカじゃないの?」という感じで、ぜひ男たちの悪しき習慣をぶった切っていってほしいと思います。
(とはいえ、飲ませるお局さんも多々いるので、全員ががんばっちゃうと困っちゃうかもしれません…例:アルハラの長■アルハラの長 - やまのてのブログ


GRDⅣにて。
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