やまのてのブログ

酒を飲んだら飲まれちゃうからなんとか飲まずに過ごしたい。

日本酒のお勉強は天か地獄か

妻の日本酒熱が止まりません。
私も農学部系の出身なので、いろいろと教えます。
知らない人に、日本酒の表示について教えたりするのは、非常に面倒なことだと感じます。
大学の教授に頭が下がる思いです。


前にある大学教授が大学での授業を野球に例えていました。
曰く「野球を知らない人に、6-4-3のダブルプレーを教えるのに、いかほどの情報量が必要かを考えてみてほしい」
言いえて妙だなぁと思います。


日本酒の表示については、やはりアマテラスが農耕をしに行ったというところから始めなくてはなりません。
嘘です。
米作りのところから始める必要があります。
なぜなら、山田錦とか言われてもわからないから。
それが酒米であることを知らないと話になりません。
本当はそこから全部の製造過程を飲み込めれば、あとは段階ごとに表示の可不可を覚えていけばいいのです。


例えば精米で「本醸造」「吟醸」「大吟醸」が決まりますし、(大雑把に言って)アルコールを添加していないものであれば「純米」がつけられるわけですね。
さらに先に下って「生原酒」だとか「原酒」、「無濾過」なんていうのもわかってくるわけです。
そこからさらに進むと「酒税」という楽しい反社会学が待っていますが、これはちょっとお門違いかもしれません。


ちなみに「酒税」は非常に面白い世界で、お酒の販売にかかわる妻にはぜひここにも踏み込んでほしいと思っております。
そしてゆくゆくは自分で醸造して販売するまで行けば、家族総出で働きたいものです。


…なんてことを楽しく話しましたが、断酒の身にはなかなかしんどい。
というのは、飲みながら勉強したほうが楽だからです。
そして自分だけ飲まないで飲みながら教えるのは、いろんな意味でしんどい。
ということで、しばらく妻と夜な夜な日本酒談義(飲まずに)が続きそうです。
…拷問なのかな?(否、神の与えたもうた試練なり)


クラフトビール。
これだって自分で作れば安くておいしく飲めるのです。
ただし、「酒税」の関係でできません。
しかし、このご時世、もうよろしいのでは?と思ってしまいます。
(たぶんそう思って自分で作っている人は結構いるのでしょう)

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