やまのてのブログ

酒を飲んだら飲まれちゃうからなんとか飲まずに過ごしたい。

あえてのガラケー

最近、よく本を読みます。
それは、本を読む時間ができたためです。
時間を作れたこと、これはお酒をやめたお陰で得られたことの一つです。
診察や薬の代金があるため、節約はできておりませんが、時は金なりと考えれば、大きな利益です。


もう一つ、お酒をやめてからやめたものがあります。
それは「スマホ」。
前々からやめたいと思っていたのですが、いよいよ本格的にやめ始めています。
何故やめたのか。
理由としては、ずばり「いじっちゃう」からです。


私がスマートフォンを手にしたのは2011年だったと思います。
それまでドコモのMova携帯を使っていたのですが、使えなくなるのに合わせてiPhone3GSにしました。
引越し先の家でネットを引かないため、iPhoneにすればちょうどいいと思えたのです。
それからiPhone5、Zenfone2、Prioriとスマホが続きましたが、結果、スマホのない生活など考えられない状況にいました。
それくらい便利だし、何より荷物が減るのがいい。


しかし、あんまりにもいじってしまうので、昨年の夏にガラケーを購入。
そこからガラケーとスマホを行ったり来たりして、今年の4月からスマホを職場に置いて帰るようにしています。
というわけで、このGWは、ガラケーを使っています。


ガラケーをやめて困らないか?と思うかたもいるかもしれませんが、私の場合、執筆や現像用にPCを持ち歩いているので、特段困りません。
そしてPCはホイホイ開いて扱うこともできませんから、ついついいじるということが少なくて済みます。
また、実際PC持ってるからいちいちPC使って地図とか乗換案内とかを参照するかといえば、正直あまりそんなことはしません。
なぜならいちいち開くのが面倒だから。


…所詮、私がスマホで忙しく参照していたのは、その程度のことなのです。
ただ、このことに気づいたのには、一つにはお酒と離れたことも関係している気がします。


「クロスアディクション」という言葉があります。
一つ依存している物があると、同時に複数のものを依存していることがある、ということを指す言葉なのですが、例えばパチンコとタバコのような組み合わせを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
私の場合それが、「酒×スマホ」だったのではないかと今になっては思います。
というのも、酒を飲むと頭は働かないし、眠くならないしで、スマホのように考えなくていい暇つぶし道具があるとついつい触ってしまうのです。
ということで、大元の酒をやめたことから、スマホも別に必要ない状態になったのではないかと思うのです。


スマホだけではありませんが、便利になればなるほど、頭と体を使わなくなっている気がします。
人生を有意義に生きるなんて知ったことかと思うところではあるのですが、スマホに長い時間浸っていると人生をネットやデジタルデバイスにコントロールされているような感じを持ってしまいます。
とはいってもそれら文明の利器から全く離れるわけでもないのですが、せめても良き隣人として距離を保ちたいと思ったとき、ガラケーはなかなかちょうどいいやつなのです。
何かしらの連絡手段も持たないというのは、このご時世「ちょっと危ないやつ」でしょうからね。
(いや、本当はガラケーさえも持ちたくないのですが、流石に仕事に支障をきたしそうです)
ところが、実際の所、あえて電話してくるやつなどそうはいません。
なんかあったときに連絡できる、そのくらいのつながりのほうが、私にはちょうどいい。
メールしたい時はショートメールというのも、ちょうどいい。


多分、結局のところ、ネットの世界が広すぎるのです。
だから私のCPUが追いつかないのでしょう。
という感じで、私にとってガラケーは、なにかとちょうどいいやつなのです。

GRDⅣにて。
根津美術館庭園の石像。穏やかな表情です。ほっこりします。
根津美術館での写真は、こちら↓

その他のGRDⅣの作例はこちら↓

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