やまのてのブログ

酒を飲んだら飲まれちゃうからなんとか飲まずに過ごしたい。

心ここにあらず

先日マックに家族で行きました。
昼前だというのに、花見の客や春休みの学生、高校生らが多く、非常に混雑しておりました。
店員さんも所狭しと大勢でせっせかせっせか働いていました。
(ドライブスルーの注文を聞くお姉さんはどうやってあんなマルチタスクを身につけるのでしょうか)


私達一家がやいのやいの言いながらハンバーガーを食べていると、後ろのテーブルに家族連れがやって来ます。
品のいい服に身を包んだ、夫婦と息子。
息子さんは小学校中学年くらいでしょうか。
少しやんちゃそうな顔つきをしています。
目があったときにニコって笑うと、てれくさそうにはにかんでいました。


しかし、その家族は席に着くやいなや、父はパソコンでスライド作成に没頭し、母はスマホに夢中になります。
息子さんは一人ウルトラマンのおもちゃで遊んでいますが、飽きたのか、フラフラし始めました。
つまらないつまらないとお母さんを突きますが、お母さんからは「いい子にしていなさい」との釣れない返答。


気になった我が家は手を降ったり、スペシウム光線を出す真似をしたりして、少年と無言で遊びました。
途中バルタン星人の真似をすると、少年はすぐにそれだと気づくし、ウルトラマンの仮面も出し始めるし、彼はとってもウルトラマンが好きなんだねという感じ。
帰りがけには、「バイバイバルタン星人」と声をかけてくれて、なんだかほっこりした気持ちでマクドナルドを後にできました。


よその家のことだから、本当に余計なお世話なのですが、少し可愛そうだなと思いました。
なんで家族で出かける必要があったんだろう。
パソコンいじったり、スマホいじったりしたいなら、家族別々でやればいいじゃないですか。
もしそうするなら子供にだって遊ぶ手段をあげないと、そりゃ暇でしょうよ。
自分が息子さんなら、多分一人で帰っていたと思います。


テクノロジーの進歩で、人はいろんなことができるようになりました。
マックで仕事もできるし、友達とコミュニケーションが取れます。
しかし、「できること」は、簡単に「やらなくてはならないこと」に変わります。
例えば、「LINEができる」は、気がつくと「LINEを返さなくてはならない」に変わってしまう、といえばわかりやすいのではないでしょうか。
パソコンやスマホはTPOをわきまえて使用しないと、気がついたときには日常に深く侵食しているのです。
振り返ってみれば、隣りにいる誰かを蔑ろにしていませんか?


その息子さんは、人懐っこそうな感じの子でした。
できれば一緒に遊びたいくらい感じのいい子です。
どうか次回以降はあの子が家族できたのに一人ぼっちにならないことを祈るとともに、自分も子どもたちにそういう接し方をしないように気をつけたいなと思いました。


ま、繰り返しますが、余計なお世話なんですけどね。
息子さんは別に楽しんでたかもしれませんしね。
それはだれにもわかりません。


GRDⅣにて。
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