やまのてのブログ

酒を飲んだら飲まれちゃうからなんとか飲まずに過ごしたい。

もう飲まなくていい(方がいい)と思わせるに十分

先日、小さなことが2つ起こり、酒をのむ気が一切なくなりました。
もうじき断酒1年となるところなのですが、その間の飲酒は18回に及びそうです。
最初の半年はうまく行っていたものの、一度再飲酒してしまうと、なかなか間を空けるのが難しくなってしまいます。
先日、そんな折に3泊4日の出張が入り、暇を持て余して連日飲酒をしていた時分に、ことがおこったのです。


一つ目は、リゾートマンションの相続の可能性が急浮上してきたことでした。
そのリゾートマンションは、私の実家からは300kmほど離れており、しかも山の向こう・陸の孤島という立地で、何より問題なのは、毎月2万円の管理費がかかることです。
恐るべきは、このマンションの管理費は、相続放棄しても払わなくてはならないということなのです。
したがって、近くても相続は10年近く先となるでしょうけれど、私が死ぬまでの間およそ30年〜40年は毎月2万円を払い続けなくてはならない。
そうなると、生涯の支出としては、720万円(30年)も乗っかってくる形になります。
いくら生活費を抑えて貯蓄に回していても、これではしょうがない。


そして、そこに二つ目の出来事が起こります。
出来事、と言うか、母の追い打ちというのが正しいでしょう。
母から、まさに上の「生活費を抑えて貯蓄しても、酒を飲んではしょうがない」と指摘をされたのです。
母は、特に私にそれを飲み込ませようとして話した感じではなく、「最近飲んじゃてっるんだよね」みたいな話を振った際に、会話の中で上のことをサラッと言っただけなのですが、えらく内蔵に響きました。
響いたのは、実は、あとになってからで、時系列としては、「母との会話」→「マンションの相続」と話が進むのです。
したがって、マンションの相続を知ったときに、母の言葉(前日)が蘇ってきた、というのが正しい流れになります。


…結局、金でした。
私のモチベーションは。
たしかに酒を飲めば、安くても300円ほど、高いと青天井に飲んでしまいます。
特に、私は飲み始めると、たがが外れて300円では収まらない場合がほとんどなので、だいたい1000円近く飲んでしまいます。
月に4回(週1回)飲んだとして、4000円。
4000円あれば、家族で焼肉ランチにでも行けるでしょう。
そう考えてくると、飲むのがバカバカしくて仕方なくなってしまいました。


これが、2月10日(月)のお話。
連続飲酒が始まって、すぐにビールを6本セットで買ってしまうようになってしまい、そのうちの余っていた2本のビールを片付けた後にコンビニで「よなよなエール」を買ってきて、一人で、みんなが寝静まった家のリビングで、生涯最後の酒として飲みました。
やっぱりよなよなエールは苦味がいいよね、と思いつつも、多分もう飲まなくて大丈夫だという確信を持って、寝ました。


人それぞれ、動機は異なるでしょう。
私は、もともと子どもを叩いてしまったこと、家事が回らないことをどうにかしたくて断酒をはじめましたが、ここに至って思うのは、そんなことよりも「金」のほうが、断酒に強い決意を与えてくれるのだから、誠に自分のゲンキンなことが痛感されます。
まあ、それでもやめ続けられるなら、安いものだとも思いますが。


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